ハネケ監督のハッピーエンドを見た

ハネケ監督は前二作、白いリボンと愛アムールでカンヌ国際映画祭の最高賞であるパルムドールを連続受賞している。私は大学生のときに近所のレンタルショップで全作品見て、未完の城を含めてハマりまくった。そんなハネケ監督が昨年のカンヌ国際映画祭に出品したが、なんの賞も授賞しなかった。これは逆に気になって仕方なかった。

映画を見終わったとき、いつもハネケ監督の映画を見たときのような胸に重く冷たい何かができる、ということはなかった。だけど、ふと電車で監督のインタビューにおいて、スマホが普及した現代で、スマホは現実の触れ合いを妨げていて、恋人たちも互いにスマホを触り、目を見て話し込んだりしないという。その通りだ。僕も数年前に付き合っていた女性とマクドにいってスマホをお互いに持っていなかったので、くだらない落書きをナプキンに書きあったりした。そういう時間が本質で何年も残るんだと思う。惑星ソラリスでもただ死に別れた夫婦が

それはそうと次はテレビドラマをとるという。かなり高齢だと思うのだが、尖りまくってて凄い。